大人にきび（ニキビ）に使われるピーリングとは？
大人にきび（ニキビ）の治療法にピーリングという方法があります。
ピールとは剥くという英語の動詞のことで簡単にいうと、皮膚表面の古い角質層を剥がして汚れやシミ、肌に関するトラブルの元となるものを取り除こうという治療法です。
もちろん、にきび自体の治療にも行われていますし、にきび痕を消してしまいたいという時にも用いられる治療法です。
皮膚科や美容クリニックで行われているピーリングは医学的にも効果がある専門的な治療法です。
数千円から始められる大人にきび治療法であるため、利用者は比較的多くなっています。
化粧のりがよくなることから女性から人気の高い方法でした。
近年は男性でもスキンケアを気にしている人が多く、クリニックの待合室には男性も居る事が多くなっています。
どちらかと言えば、女性より男性の方がにきび痕が酷い傾向にあります。
ピーリング治療は綺麗なスキンケアを実現するためには最適な方法の１つです。
ピーリングの種類
ピーリングの種類は様々なものがあります。
それぞれに特徴があるものですから、自分の状況に応じてセレクトしましょう。
ケミカルピーリング
酸を使用して古くなった皮膚の角質をその酸で溶かし除去することで、ターンオーバーのサイクルを正常に戻し、綺麗な肌へ再生させます。
シミやくすみ、ニキビ、ニキビ痕、肌の老化などにも効果的です。
そしてさらに毛穴に皮脂が詰まったり、角栓が出来たりするのを防ぐことができるので頻繁に発生するニキビの抑止または治療として大変効果があるとされています。
薬剤の酸には複数種類があり、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などがあり、総称してAHAもしくはフルーツ酸と呼ばれています。
さとうきびやヨーグルト、りんごなどにも含まれていて、これらはすべて基本的には自然界に存在する酸です。
フルーツ酸といえども、特徴としてはpHが低いので肌に塗布するとピリピリとした軽い刺激があります。
刺激に敏感な方は、薬剤の濃度を低くし、pHを３〜４に補正して使用します。
（ちなみに皮膚表面の正常pHは５〜６程度の弱酸性になっています。）
そしてグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸等数種類ある低濃度のフルーツ酸を大人にきびの患部に塗布。
その後数分間放置してよく洗い流すといった行程の施術になります。
このケミカルピーリングによる大人にきびの治療は医療行為として認められているので皮膚科で受けることができます。
皮膚科や美容皮膚科以外にエステサロンでも行われているようです。
しかしエステサロンでは医療行為は認められておらず、医療行為としてのピーリングによる大人にきび治療は認められておりませんので、ごく軽い酸度のものを使用し肌を美しくするという名目で施術されているようです。
ちなみに私の場合は、美容皮膚科でこのケミカルピーリングを定期的に施術していただいてます。
このケミカルピーリングで肌の新陳代謝を正常サイクルに近づけていくことで大人にきびや吹き出物の改善をすることができました。
大人にきびの症状の状態によって異なってきますが、私の場合は5〜6回目の施術から大人にきびがひいてきた、マシになってきたという実感がありました。
レーザーピーリング
薬剤や化学物質の代わりにレーザーを使用して行うのがレーザーピーリングです。
肌本来のうるおい成分（コラーゲン）に働きかけ、その力を再構築・活性化します。
レーザー熱は皮膚表面の角質に反応し、その反応した熱が表皮層に伝わることでターンオーバーの促進につながり、ターンオーバーを促すことで肌表面の凹凸を改善させていきます。
レーザーを照射し肌の角質や汚れを機械的におとすので、どんな肌質でも関係なく治療できるのが長所です。
治療時間も短く皮膚に負担をかけないので、すぐに化粧や洗顔することができます。
大人にきびや吹き出物の治療にも有効ですが、サロンにいくと主ににきび跡の治療でよく薦められます。
私もこのレーザー治療を体験したことがありますが、顔のひげにレーザーが反応してしまい、大人にきびの患部に集中してレーザーが照射されず、肌にパチッパチッとした痛みを伴い、本来のレーザーによる大人にきび治療の効果が得られませんでした。
ですから私のようにひげの濃い方はひげを事前に永久脱毛するなど、レーザーによる大人にきび治療の本来の効果を得る為に準備が必要です。
ホームピーリング
ホームピーリングは市販のピーリング石鹸や、ピーリングの薬剤（主にジェルや液状）を使用して大人にきびの治療を自宅で行うものです。
皮膚科や美容皮膚科、サロンでケミカルピーリングに通うよりもコストが安くつき、比較的簡単に効果が得られるのでお得な大人にきびの治療方法と言えます。
しかしながら、自分の肌に合ったピーリング石鹸やピーリングの薬剤を使用しなければ肌が炎症をおこしたり、ヒリヒリとしみたりすることがあるほか、頻繁に使用すると乾燥肌の原因にもなりますので正しく使う必要があります。
また、ホームピーリングによる大人にきび治療後は、肌の保湿をきちんと行うことや、UV対策も万全にしなければ、かえって大人にきびや吹き出物が悪化する原因となります。
そこで、下の商品のようにホームピーリングを行う前処理に必要なジェル、メインのピーリングジェル、施術後の保湿ローションがセットになっているものがあります。
| 本格ホームピーリングセット | 1か月間お試しセット |
|---|---|
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医療機関専門メーカー デルファーマ本格ホームピーリングセット １０，５００円 |
医療機関専門メーカー デルファーマホームピーリング１か月間お試しセット ２，９４０円 |
ホームピーリングを実施するにあたって、最初から最後まできちんとケアを行うことができるのでホームピーリングをしたいけれど、何を選んでいいか分からない方や、ホームピーリングの手順が分からない方、とにかく早くホームピーリングを始めてみたい方にはおススメです。
次にピーリング石鹸とは下の商品のような、一見すると普通の固形石鹸と変わらない形の石鹸です。
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グリコール酸４％配合 アイナソープ |
フルーツ酸５％配合 ドクターサニーピーリングソープ |
|---|---|
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ピーリング成分グリコール酸４％配合 ニキビケアピーリング石鹸 「アイナソープ４００」 ２，９４０円 |
ピーリング成分フルーツ酸（AHA）５％配合 ピーリングクリア石鹸 「ドクターサニーピーリングソープ」 １，８９０円 |
見た目が普通の固形石鹸と変わらないからといって、毎日毎回の洗顔で使用するのは非常に危険です。
見た目は普通の固形石鹸ですが、大人にきびの治療に有効なピーリングの成分がきちんと含まれており、頻繁に使用すると皮膚の炎症、乾燥肌の原因になり、大人にきびや吹き出物の悪化を招きます。
ですから肌の状態を確認しながら肌に負担をかけない程度に定期的にピーリング石鹸を使用してください。
これらピーリング石鹸やピーリングの薬剤は手軽に手に入り、手軽に実施することが出来ます。
しかし、使用にあたってはきちんと商品の注意書きを熟読した上で使用されてください。
また、通信販売でお手軽に手に入れることが出来ますが、ホームピーリング石鹸や薬剤を手に入れる一番の方法は皮膚科や、美容皮膚科、エステサロン、薬局など、ご自身が信用できる専門機関できちんと説明や使用上注意を聞いた上で購入するのが望ましいです。
ピーリングの注意点と大人にきび再発防止のために
まず、共通していえることですがピーリングをされる前の注意点です。
下記の条件胃当てはまる方は医師への相談をお勧めいたします。
・ 妊娠中の方
・ 顔に傷、かさぶた等が顕著にみられる方
・ ケロイドが出来やすい体質の方
・ 皮膚炎等が発生している、それによって肌がすでに著しく乾燥している方
・ 術後日焼けするような場所にお出かけされる方
ピーリングは、どんな方法によるものであっても皮膚を痛めていることには変わりありません。
また、保険の適用外の治療ですので、コストもかかりますし、どちらかといえば、美容的治療というべきものであると考えておいたほうが良いでしょう。
特に皮膚がもつ自然の治癒力を生かすものではなく、また、根本的な原因であるストレスや体調不良を改善するものではありませんから、にきびがなくなっても生活習慣などを改めなければ再発するリスクを抱えています。
私は顔に直接手を下せば治るだろうと思っていましたが、実のところそうではないです。
生活習慣や体質を改善することが大人にきびや吹き出物の長期的な予防につながり再発を防ぐことができます。
また、男性がホームピーリングを行う場合、ピーリング時のマッサージによって肌にダメージを与えている方が多いです。
ピーリングを施術した時は肌が非常に敏感な状態になっていますので、いつもよりさらに優しい洗顔を意識して下さい。
ごしごし洗う洗顔では、かえって肌を痛めてしまい、にきびのできやすい環境をつくってしまいます。
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