大人にきび(ニキビ)のクレーター治療

大人にきび(ニキビ)を潰すとクレーターになってしまう

思春期の頃、にきびができたら指で潰して、中の脂肪の塊を取り出していたという経験のある人は多いと思います。

 

私もその一人で、その脂肪の塊である皮脂栓をムニッと圧出して取り出していました。

 

取り出した皮脂腺栓をライターで炙るとプチッと音がしたりしてよく遊んでいたのを覚えています。

 

それはさておき、大人にきびの跡にできるクレーターに悩む方は女性よりも圧倒的に男性が多いのです。

 

特に、自身が大人になり、現在その大人にきびの跡にできるクレーターに悩む方は、思春期に、ニキビをつぶすのが癖になってしまって、にきびができたら潰していたという経験がある方が大半を占めます。

 

若いうちは、力任せにニキビを潰すなど、無茶なことをしても案外綺麗ににきびが治ったりします。

 

しかし、大人にきびではこのようなことをしては絶対にいけません。

 

皮脂の過剰分泌により発生する、思春期のにきびは原因が限られている上に、新陳代謝のサイクルも速い時期ですので、回復力があります。

 

頬に残るにきび跡、クレーター

一方、大人にきびは原因も様々ですし、大人にきび自体も化膿や炎症を起こしている、痛みを伴っていて悪化していることが多いです。

 

その悪化している大人にきびをむやみに指でつぶすと、潰した大人にきびの傷口から、更に雑菌が入りまた更に大人にきびが悪化する可能性が非常に高くなるのです。

 

こうして、悪化しながらもなんとか治った、大人にきび跡には大きなクレーターが残っている事があります。

 

右の写真のように、私の頬にも大小のニキビ跡、クレーターが残ったままになっています。
(昔と比べるとクレーター自体の深さは浅くなり、赤みもひいてきました。)

 

 

しかしそもそも、クレーター(にきびの跡の凹み)とはどのようにして生成されるのでしょうか。

 

ニキビの発生から順をおって下記にてご説明いたします。

 

クレーター発生のメカニズム

 

これが俗にいう、にきび跡のクレーターの発生メカニズムです。

 

このにきび跡、クレーターは真皮層の近くまで到達しているため、なかなか消えません。

 

また、皮膚の陥没以外にも皮膚が盛り上がったり、色素が沈着して赤みが残ったりしてしまいます。

 

大人にきびの悩みは、にきびの発生原因、できたにきびの症状だけでとどまらず、治った後のにきび跡のクレーターまで悩みは尽きません・・・

 

それでは、大人にきびのクレーターはどのようにして改善するべきか考えてみたいと思います。

にきび跡のクレーター治療

クレーターに対してはフォトフェイシャルが有効と通っているサロンで薦められたことはありませんか?

 

どういうメカニズムでクレーターが治るのか、その期待度は?期間は?あなたにあった方法を正しく選択して治療に専念しましょう。

 

ここでは比較的低額のフォトフェイシャルから、より本格的なクレーター治療までいくつかの治療法をご説明させていただいております。

 

まず、フォトフェイシャルですが、レーザー治療に使われるレーザーとは違い、IPLという光線を使用します。

 

その光線の刺激により繊維芽細胞の働きを活性化させることで、コラーゲンの生成を促進させるのです。

 

コラーゲンは肌のハリや弾力のもととなっている成分で、陥没した肌を盛り上げ、ふっくらした肌へと導いてくれます。

 

ピーリングとは酸により皮膚表面を溶かして古い角質層を取り除き、新陳代謝サイクルを早めると共に、汚れを落とし細菌の発生を抑制する治療方法です。

 

ピーリングによるクレーター治療の場合は、凹凸が大きいので、使用する酸の濃度が高くなり頑丈な角質が取り除かれることで、刺激によわい組織が表面にさらされるので、施術したあとのダウンタイム等充分注意が必要です。

 

次にレーザー治療ですがにきび本体を治す炭酸ガスレーザーとは別にきび跡の治療にはフラクセルと呼ばれる方法が使われます。

 

これはにきび跡にレーザーを照射して凝固させ、皮膚の表面を柔らかくして血行を良くし新しい組織の生成を促進する治療法です。

 

簡単にいうとレーザーでクレーターに微細なキズを沢山つくっていき、皮膚が小さいキズならすぐに治る力を持っていることを利用して全体を綺麗にしてしまおうという訳です。

 

ヒアルロン酸やコラーゲンによる治療は、整形手術と同様に凹凸のある皮膚表面の下層部にこれらの薬剤を注入し段差をなくそうというものです。

 

いずれの治療法も保険適用外の治療であり、やり方によっては皮膚に多大な負担をかけることになってしますので、信頼の於ける専門の医師の指示にしたがって充分注意しながらおこなうことが大切です。

 

経済的な負担もさることながら一時の美しさを手に入れても、副作用がでてしまっては元も子もありません。

 

こうした治療を希望する男性は、クレーターが出来ないよう、にきびを潰す習慣を控え、予防やアフターケアを考えることも大切です。

 

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