なぜ、大人にきび（ニキビ）の予防にマッサージが必要か
人間の身体には、血管や血液の他にリンパ腺というものがありこの中をリンパ液が流れています。
血管同様にほぼ全身に網の目のように張りめぐらされており、身体の中の老廃物を運搬する役目と、体内に侵入した細菌などの異物を攻撃する免疫力があり、血液を補完する役割を担っています。
リンパ液の循環が悪くなると、そこに水分が溜まってしまいます。
顔や手足がむくんだりするのはリンパ液の循環がうまくっていない状態になっているからで、流れ込んだ老廃物は排出せず滞りがちになり、疲れやコリの原因となります。
ニキビもこのようなリンパ液の循環の悪さが原因となっているので、老廃物の蓄積が起こりやすい、リンパ節を中心にマッサージを行うと予防効果が期待できます。
大人にきび対策のマッサージ方法
大人にきび（ニキビ）の場合、まずリンパの最終出口である鎖骨の下のリンパ節からマッサージしていきます。
私の実践したマッサージと下の動画とは少し順序や手法が異なりますが、とても参考になりましたので併せてご覧ください。
体中のほとんどのリンパは左鎖骨の下で静脈に合流し排泄されるといわれています。
体中のリンパが集まると言うことは、その分老廃物がこの鎖骨の下のリンパ節にとても詰まりやすいということです。
ですから顔へのマッサージを行う際は必ずこの、出口である鎖骨のマッサージから始めましょう。
鎖骨のリンパマッサージは、鎖骨の凹みの部分を肩口から首の根元に向かって圧力を加えながら撫でていきます。
右鎖骨は左手で、左鎖骨は右手でマッサージするとやり易いです。
左右１０回ずつ丁寧に行いましょう。
次に首をマッサージします。首は顔のリンパの通り道です。出口である鎖骨まできっちり老廃物を流していきましょう。
出口である鎖骨までの経路内に溜まっている老廃物をきちんと流さないと、顔のマッサージをいくら念入りに行ったとしてもリンパの出口や、出口の途中で老廃物が溜まってしまいます。
マッサージをする順番がこの大人にきび対策のマッサージではとても重要で、出口に近い部分から順番に老廃物を流していきます。
そして首のマッサージは、耳の下あたりと首の真横の中心付近、そして首の付根の鎖骨付近に左右それぞれリンパ節があります。
それらを指、あるいは手のひらで軽く耳の後ろから、肩口にかけて上から下にゆっくり撫で下ろすようにマッサージします。
首の右側は左手、首の左側は右手で行うと力が程よくかかりやり易いかと思います。
左右じんわりゆっくりと、リンパが流れていることをきちんと意識して左右１０回行いましょう。
次はいよいよ顔をマッサージしていきます。
額、目の廻り、頬、顎のそれぞれを指で円を描くようにかるくマッサージします。
顔の各パートに溜まった老廃物を下に流してやる感じで行うと効果的です。
顔の各パーツのマッサージを終えたら最後にもう一度首のマッサージを行います。
顔からおりてきた老廃物をきちんと流しきるためです。
最初の首マッサージと同様の方法でじんわりとゆっくり行います。
最後に、鎖骨部分をマッサージしてやります。
鎖骨部分は顔を中心とした部分のリンパ腺が集約される部分ですので、最も老廃物のたまりやすい場所ですので、特に念入りにおこないます。
さらに赤く腫れた大人にきびは入浴時や、入浴後に指で揉み解すように優しくマッサージしてあげましょう。
老廃物を流していくと共にしこりになるのを防ぐことができます。
男性はマッサージの強度に注意
ときどき、男性の方でマッサージを継続して実践しているのに効果がみられない、かえって悪化したという事例を聞くことがあります。
この理由は男性のマッサージが強すぎるという可能性があります。
肌はただでさえ敏感ですから、力の強い男性の洗顔は注意しなければなりません。
さらに、大人にきびが発生している肌は非常に弱っている状態。
したがって、普段よりもやさしくマッサージをしなければならないのです。
しかし、多くの男性が強く洗えば効果があるだろうと言わんばかりにゴシゴシ洗ってしまいます。
したがって、マッサージ時は十分な注意が必要です。
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